この前、横浜駅で目の不自由な男性が黄色い誘導ブロックで右往左往していた。私は旧友と会う予定があったので人の流れに逆らわず急ぎ足でその場を通り過ぎた。

少し歩いてから振り返ると、まだ彼は誘導ブロックをグルグルしていた。見かねて引き返し「迷ってますか？案内しますよ」と声を掛けた。

「すいません。何度も来てるんですが迷っちゃって」どうやら喫茶店で待ち合わせしているとのこと。男性のスマホには音声付きのグーグルマップが起動されていたのでそれを頼りに進むことにした。

問題はここからだ。近くの道脇に佇んでいたオバさんが明らかに俺の事をマークするような目付きで見張ってきた。

一度通り過ぎてから戻ってくるような動きが不自然だったのか。汚い毛玉だらけのスウェットでガラが悪く見えたのか。兎にも角にも「この人、目が見えない事を良い事に悪事働かないかしら的な目線」だった。

いや、俺の思い過ごしかもしれない。決め付けは良くない。オバ様の温かな目線に感謝しよう。と思ったのも束の間、、、オバ様は付いてきた。もうドラクエだった。凄まじい剣幕はバーサクも入ってたと思う。オバ様はFF要素も持ち合わせていた。

渡らないでいい横断歩道を渡ったり時間は掛かったが、何とか目的地へ到着し３人パーティの旅は無事エンディングを迎える事が出来た。嬉しかったのは相手の待ち人がお礼としてこの喫茶店で使える商品券をくれたことだ。

店を後にすると「悪事許しまへんおばさん」はパーティから抜けていた。

だったら自分で声掛けてくれや。と少し憤りを感じたが「彼女も案内しようと思っただけなのかもしれない」と思う事にした。及ばざるが如し。感謝の正拳突き。

本来の仲間を迎えにいく為にルイーダの酒場へ向かい、いつものように飲んで楽しい時間を過ごした。翌朝、目覚めると商品券は袋ごと紛失していた。

道の駅みかも / レストランみかも

栃木県にある「道の駅みかも」

道の駅全体図。広い。少し回ってみる。

ハート型の湖。シンプルに湖だけなのが逆に潔さを感じる。

駐車場が広い。太陽光パネルもデカい。

豊かな心・感謝の心・奉仕の心

「レストランみかも」ここに入ることにした。

うまそうな食品サンプル。全て注文したい。

券売機スタイル。「佐野ラーメン」を注文。

まさかガチンコファイトクラブの「佐野実さん」にまつわるラーメンなのか？

着丼。見た目「志那そば」的な感じ。

麺は「ちぢれ麺」。地元の中華屋を思い出した。

スープは「あっさり」。佐野ラーメンとは地名の事だったみたい。

ブランコで食べるのも一興。女優宮沢りえさんが座ったという席もあった。

デザート。ごちそうさまでした。

お店情報

【店名】道の駅レストランみかも

【web】公式サイト

【注文】佐野ラーメン

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