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【茨城県庁 電子決裁率100%】いやすごくね? / llivedoorニュース
2018/10/09
こんにちは。
結構前のニュースなんですが、茨城県庁の電子決裁率がほぼ100%になったそうです。
これサラっと書いてますが、本当にすごいと思った。どんな風に進めたのか知りたい。「茨城県庁~電子化への道~」とか出版したら絶対売れると思うのですが。どうですかね。
茨城県庁、電子化する前は
あくまでも憶測含む見解ですが、
紙ベースにおける情報の吸い上げ(紙に書いてある情報をPCへ手入力する作業 / 互換性のないデータをPCへ手入力する作業)は県庁全体の仕事量としても大きなウエイトを占めていたと思います。普段目にする行政での手続きを見る限り全体の3~4割近くの作業工数が掛かっていたと言っても過言ではないでしょう。それを主として仕事していた方も当たり前の様にいらっしゃったと思います。
電子化を進めていく中で
県庁で働く人々の中で決して少なくない一定数が「これは~でなくちゃいけない」「今までの方がいい」「これは相手方がこうだから無理」「自分の仕事範囲が侵される」といった声があったと思います。
「変わりたくない」という心理的な側面。ましてや県庁という歴史ある文化。良くも悪くも根が深そうな認知バイアスが蔓延っていたと思われます。これをゼロベースで考え進捗していく中でどんなバランス感覚を持って旗振りしていったのか。
電子化した後
全体において3~4割を占めていた作業が無くなる。これはある意味その仕事を主としていた人にとって「人員削減 / 退職勧告」というネガティブな視点があったのかもしれません。一方で「新たな事にチャレンジする余裕(時間)が出来る」というポジティブな視点も捉える事が出来ます。HPを見る限り「ロボットにおける業務の自動化」など次のチャレンジに取り組んでいる活動報告を見る限り、後者としての考え方を推進している事は間違いなさそうです。
蓄積される情報は人力に頼る事なく整理され活用しやすくなっていく。しかも時間を掛けずに。これは行政に限った事でなく会社においても同じ事が言えると思います。町工場や製造業において「FAX」「口頭」「紙媒体」が主流のやり取りになっている文化はあります。これが良いか悪いかという話ではありませんが、それらを電子化したら果たしてどれ程の効果があるのでしょうか。
何にチャレンジするか
今まで定時まで掛かってた仕事が半分の時間で終わると、新たな事にチャレンジする余裕が生まれる訳です。
例えば、「みんなのコミュニケーションの構築したい」という視点から「社内において仕事終わりに食堂で軽く飲めるようなBARを運営しよう」と思い付いたとします。こういうのも新たな付加価値だと思います。
実際、毎日必ず1杯引っかけてから帰る人もいる訳です。上司や部下に話をする時、「お店」だとかしこまるので社内にこういう場があるとまた違うかもしれない。
仕事っぽいアプローチでなくても、会社として良くなる方向で納得してもらえる形なら自身の得意な事や好きな事を切り口にして発案してもいいと思うのです。勿論「企画通しまでの過程」「通常業務においてもっとやるべき事あるだろ」という部分はクリアしなくてはなりません。それも含めた話で。
夜はBARのマスター
鶴盛は従来の出勤時間は「08:30~17:20」なんですが、そう考えた人は出勤時間を「13:00~21:00」にして働けばいいと思います。「13:00~18:00」は通常業務をこなす。「18:00~21:00」はBARのマスター。
しかも運用してる本人は自分でやりたいようにやるというリスクを負う結果、「通常業務」においても「自分で生み出した業務」においても自発的な取り組みになると思うのです。
働き方改革って「残業時間削減 / 生産性向上」とか固い話が囁かれてるけど本質はこういう事だと思う。ちがうか。笑
殴り書きの現場からは以上です。
~END~
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