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【日常】ぼくのオススメの本を紹介します
2018/03/10
こんにちは。
3月は桜の季節。ケツメイシ「さくら」のPV見ると胸がキューっとなるのは僕だけではないはず。主人公のヤケ酒する姿がカッコよく見えてバーに行くが、知ったかで英語のお酒頼んだら「異国のミネラルウォーター」が出てきた経験があるのは僕だけではないはず。当時「鈴木えみさん」と「北川景子さん」が同一人物だと思っていたのは僕だけではないはず。ウィッシュ!HIROKIです。
内定式と入社前課題
先日、横浜工場で新卒者の入社内定式を行いました。
その中で「ヒロキに本を紹介して下さい」という入社前の宿題を出しています。簡単に説明すると自分が紹介したい本(文庫・漫画・雑誌・何でもOK)を手書きでもPC出力でも好きなように書いて提出して下さいっていう話。文字制限もありません。試しに僕の一冊を紹介したいと思います。
ヒロキが紹介したい本
同年代は御存じの方が多いと思います。私が小学生の頃「王様シリーズ」として名を馳せていた本です。なぜ私がこの本を紹介したいのかというと「速読」という技術を編み出したキッカケになったからです。
当時私は小学二年生でした。同じクラスの原くんが先生に褒められています。
「皆さん!原くんが王様シリーズ全部制覇しました!すごいです!」
原くんの図書カード履歴はえんぴつで書かれた王様シリーズで埋め尽くされていました。原くんの鼻が膨れています。一方ヒロキは自分の図書カードを確認すると、本を借りない生徒は強制的に先生から促されるシステムによって借りる事になった「かいけつゾロリ」一冊が申し訳なさそうに記入されていました。
「俺もああなりたい」
思い立ったが吉日。昼休みヒロキの姿は図書室にあった。王様シリーズを借りる為?いや違う。王様シリーズの題名を確認する為に。こんな事言っちゃなんだがヒロキは本には全く興味がない。言うなれば「えんぴつで真っ黒になった図書カード」と「先生からの称賛」がほしいだけなのだ。
“王様コーナー”へ向かい図書カードの履歴欄に王様シリーズの題名を書きまくった。「はらぺこ~」「おしゃべりなたまごやき~」・・・20分後。ヒロキの図書カードは真っ黒になった。一冊も読んでないけど誇らしかった。先生に早く言おうと思ったが今日の今日はバレると子供ながらに感じたのか、明日にする事にした。
~翌日~
まずは、原にジャブを打つ「おれも読んだよ。王様シリーズ」
応戦する原「うそだ。俺ヒロキが借りたとこ見たことないよ」
ヒロキ「読んでたんだ。ホラ。図書カード」
原「・・・じゃあ、おしゃべりなたまごやきってどんなお話だった?」
ヒロキ「あーえーと、、、色々読んだからちょっとド忘れしちゃった。後で図書室行って表紙だけ確認してもいい?」
原「・・・いいけど、その時中身見るかもしれないから一緒にいくよ」
ヒロキ「うん。いいよ。じゃあ昼休みに一緒にいこう」
昼休みの前の5分休み。
ちなみに、内容は全く理解出来なかったが原くんに「王様の目玉焼きが~」とか適当な事言ったら信じてもらえた。たぶん原くんも読んでないんじゃないかな。
先生には図書委員の履歴に載ってないから一瞬でバレて怒られた。嘘は良くないと学んだ日だった。
~END~
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