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【採用】企業側として初めて参加した就職説明会で失敗して学んだこと
2017/07/18
おはようございますっ。先日就職説明会に企業側として参加させて頂きました。コレ。
結果から言うと、学生さんをはじめ会場の人達に鶴盛の魅力を伝える事があまり出来ませんでした。正確にいうと40%くらい。当たり障りのない情報をそれっぽく喋っただけでしたね。。。ぁぁあ
と、色々な失敗と同時に学んだ事が多かったので冷めないうちに文字にしようと思います。
※長文注意(PC推奨)
1分間のPRタイム
みなさん”エレベータースピーチ”ってご存知ですか?エレベータを乗り降りするまでの約30秒で自分の考えを相手に伝える技術の事です。短時間なので「本当に伝えたい事」に焦点を合わすのがとても重要です。
で今回、企業側に1分間のPRタイムが設けられました。短時間のスピーチで学生に興味を持ってもらう。名前が知られてない鶴盛にとっては集客のチャンス。まさにエレベータースピーチ。実はこんな事があろうかと頭の中にイメージ像というのは作っていました。なので自分の中では高いハードルではなかったんです。始まるまでは。
「あ、プロだ」
これが他社様のPRを見た印象でした。とにかくうまい。自分の用意してきた内容と比較して負のプレッシャーに襲われました。何百人もの真剣な学生さんと企業さんの「どんな感じかな?」っていう静寂の中のせめぎあい(笑)恥ずかしいけど祭壇に立った時のマイクを持つ手は震えてました。
終了後、何とか伝えたいこと70%くらいは言えましたが(車の中でお経みたいに唱えてて良かった)客観的に見て内容が評価されるのであれば間違いなく良くなかった。けど出し切ったんだからしょうがない。これは受け入れる。ではどんなPRにすれば良かったのか。
PRする本当の目的
会場でスピーチしてた人達はみんな話し方うまかった。前職アナウンサーみたいな人もいたし、キレイに耳に入る。ただそのまま通過する時がありました。作られた感というか、事前に準備するのは当たり前なんですが、その内容をしっかり伝えるのが目的になっていて受け手としては行動まで煽られない。「会社情報を伝える為のPR」でした。
それがニュースとか報告業務なら全く問題ないです。「情報を伝える事」が目的なので。でも今回は「企業ブースに学生を集める事」が目的。だから極端な事言えばブースにさえ来てくれるならカッコつけてそれっぽい事を言う必要はなかった。集客してからしっかりと話せば良いのだから。「会社の事を伝えるには?」ではなく「学生さんに来てもらうには?」という出発点にするべきでした。
個人的に靴の販売大手の方は流石だなと思いました。店頭販売のスキルなのか「これが知りたければブースに来て」っていう学生目線の内容で、本当の目的である集客する為のPRをしていました。これは靴も売れるわ。
普段何気なくやってる作業でも真の目的を考えると全く違うアプローチになったりする事ってかなりあると思うんです。今回の経験で改めて実感しました。
ただ一つだけ注意したいのが現状のままタスクを「追加」することはぜったい駄目。余計しんどい。今回の件で例えるなら「会社情報を伝える事」に「ブースに人を集める事」を追加してしまったら60秒なんて間違いなくパンクする。どっちも中途半端になって効果も見込めない。もういいや、もしくは100秒使ってルール違反。
何を当たり前のことを偉そうにって思った方すいません。只この「追加」パターンって非常に多い気がします。「上司に言われたから」「前任者がやってたから」「前からやってたから」みなさんは真の目的を考えて作業を削ってますか?
誰に向けてなのか真剣に考える
創業何年続いている。社員は200名いる。…etc
これ実際に自分が説明していた内容なんですが、学生さんにとって本当に必要な情報だったんでしょうか。いや厳密に言えば必要だとは思うんですが、本音は「今日知った会社の歴史なんてしらんがな、その情報は私にとって何の価値があるの?」これに尽きると思うんです。
「消費者は、製品に何が含まれているかではなく、製品が自分達に何をもたらすか、と考える。」
引用:(現代広告の心理技術101)
製品の特色(特性)だけを伝える事がいかに無意味な表現で、消費者にメリット(価値)も同時に提供しなければ見向きもされないって事を言っています。具体的にはこんな感じ。車を売るコピーを考えたとします。
【特色】トップグレードの革張りシート
【メリット】どんな状況でも快適
【特色】ウィルトン織りのカーペット
【メリット】足元をソフトで優雅に演出
【特色】最高出力453馬力、6.75リッター、V-12エンジン
【メリット】パワー、コントロール、安定性
引用:(現代広告の心理技術101)
上記の【特色】だけに着目すると全ての文句において相手から「だから?」と返答されそうです。メリットとの違いが一目瞭然。つまり私が説明してた創業何年とか会社情報って学生さんにとってはただの特色でしかなかった。同時に何を求めているのか考えた上でメリット(価値)を提供してあげるべきでした。
みなさんは相手のこと真剣に考えて仕事していますか?資料、データ作成、報告業務、もちろんモノ作りにおいても。私は格好付けの文言、レイアウトや体裁を相手の為でなく自分の為にやっている事が多々あります。自分が便利だと思うから。自分がいいと思うから。反省したいと思います。
ブースに足を運んでくれた8人の学生さん本当にありがとうございます。
後半の30分間、誰もブースに来ない絶望の顔
以上、カーズ3が観たくてしょうがないヒロキがお伝えしました。では。
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